ホットアップルサイダー
ホットアップルサイダー
Hot Apple Cider
アメリカの冬の風景を思わせる、やさしいスパイスの香り
アメリカ本土では、秋から冬にかけて楽しむ“ホットアップルサイダー”が季節の風物詩として親しまれています。
ルーツはイギリスに伝わるモルドサイダーで、17世紀にニューイングランドへ渡った移民たちが寒い気候の中で体を温める飲み物として広めたと言われています。
とくにマサチューセッツやバーモントなど、りんご栽培が盛んな北東部の州では、ホリデーマーケットや家庭のパーティーで欠かせない冬の定番です。
一方で、温暖なハワイではあまり見かけることがなく、ケヴィンにとってもホットアップルサイダーは映画やテレビの中で見る「本土アメリカの冬」の象徴なのだそう。
それだけに、このスパイスの香りがふわっと広がる一杯には、アメリカらしい季節感とストーリーが詰まっています。
このレシピでは、日本で手に入りやすいストレート果汁のりんごジュースで本場の雰囲気に近づけながら、シナモンやクローブをやさしく効かせて仕上げています。
鍋ひとつで作れる手軽さなのに、冬のテーブルをぐっと華やかな香りに包んでくれる温かいドリンクです。
